「火の用心」~夜間路上禁煙運動 にご協力を!

自治会連合会では、空気が乾燥し火災が発生しやすい1115日から翌年415日までの5カ月間の火災予防期間に、日没から夜明けまで、路上での喫煙を禁止する「夜間路上禁煙運動」を行っています。
 各自治会でも、看板設置や巡回などを行っていますので、運動の主旨をご理解いただき、火の用心および夜間の路上禁煙にご協力ください。

 

 

運動のはじまり

空気が乾燥し火災が発生し易い1115日から翌年415日(火災予防期間)までの5ヶ月間、日没から夜明けまで、路上での喫煙を禁止するという「夜間路上禁煙運動」は、全国でも例をみない浦安独自のユニークな運動ですが、これは明治13年、同15年の猫実・堀江村を全半焼した大火を教訓に、明治22年、111日から翌年331日までの間、「わら」を燃料として使用することを禁止し、同時に住民同士で、夜間路上での喫煙を禁止しようと申し合わせたのが、この運動の始まりです。

これまでに浦安では、「浦安町消防協力会」「連合班部落自治協力会」「浦安町自治協力会」という自治組織の変遷を経て、昭和385月、各区自治会の連絡・指導機関として「浦安町自治会連合会」を発足しました。これにより、夜間路上禁煙運動は名称をそのままに、自治会連合会が主体となり、各地区自治会との連携を図りながら、浦安全域における住民の自主的な火防運動として広く展開され、今日まで続けられています。

 

 主な内容として、昭和25年頃には、毎年1115日から翌年415日までを「火災予防期間」とし、この期間の運動の一環として住民・消防・行政が一体となって活動を広く展開するようになり、昭和44年の東西線浦安駅の開通をきっかけに、昭和50年より駅前キャンペーンを実施し、啓発物資を配布しながら、多くの住民に夜間路上での禁煙や防火の徹底を呼びかけるようになりました。

 この運動の中心となる活動が、地域を巡回する「夜警」と呼ばれるもので、終戦直後から行われるようになり、「じゃらん棒」と呼ばれる鉄輪を付けた鉄棒や提灯を持ち、地域を巡回する姿が浦安独特の冬の風物詩として定着していましたが、住宅開発などによる地域環境の変化により、その姿は少なくなったものの、現在でも、古くからの伝統を残そうと活動している地域もあります。

 現在行われている「火の用心 夜間路上禁煙運動」の活動としては、市内4箇所に横断幕の設置を行うと共に、自治会連合会が主体となり、自治会や消防団、防火安全協会、浦安市、浦安市消防本部などにより、毎年11月の運動開始前に、市内3駅において駅前キャンペーンを行っているほか、各地区の自治会においては、縦看板やポスター掲出による啓発活動や、夜警が行われています。

 また、夜間、風速8m以上が計測されると、消防本部は「特別警戒」に入り、連絡を受けた自治会では、地域内の巡回や広報活動などを行います。